POTENZA(ポテンツァ)には、治療目的に合わせた様々なチップが用意されています。
大きく分けると、マイクロニードル(CP-25、S-25)とダイアモンドチップに分けられます。
▶マイクロニードル
ドラッグデリバリー(CP25チップ)

マイクロニードルでの穿刺による創傷治癒+高周波(RF)による引き締め+ドラッグデリバリーによる3つの効果でニキビ跡や毛穴に効果を発揮します。
POTENZA(ポテンツァ)のC P25チップは、1ショットごとに陰圧をかけ皮膚を吸引することで均一に穿刺し、高周波(RF)照射後、陽圧をかけることにより薬剤が正確に押し込まれます(ポンピング機能)

ポテンツァ(ドラッグデリバリー)とダーマペンの違い
| ポテンツァ | ダーマペン |
薬剤のデリバリー | かなり浸透 | わずか |
痛み | あり | あり |
ダウンタイム | 半日〜2日 | 3日〜1週間 |
治療間隔 | 1ヶ月 | 1ヶ月 |
治療回数 | 3回〜 | 6回〜 |
効果 | クレーターにも対応 | 回数と深度による |
出血 | 施術中は極少量有り、施術後は無し | 施術中は出ますが施術後は無し |
POTENZA(ポテンツァ)に用いる製剤
McCoom(マックーム)

- ニキビ跡の凹みが気になる
- 毛穴が気になる
- 小じわが気になる
マックームはPOTENZA(ポテンツァ)用に開発されたコラーゲン生成を促すための製剤です。
成分はPLLA(ポリ乳酸)と呼ばれるもので、以前より手術縫合糸、糸リフト、皮膚の陥凹への注射等で使用されていましたが、マックームは、このPLLAを最大限にまで粒子を細かく分解した製剤で、数ヶ月から2年程で水と二酸化炭素に分解され体外に排出されます。
皮下に注入することでコラーゲン生成が促されニキビ跡、毛穴、小じわ等の肌質改善に期待できます。

ジュベルック

- ニキビ跡の凹みが気になる
- 毛穴が気になる
- 小じわが気になる
若々しい表情という意味から生まれたジュベルック(juvelook)は、ポリ乳酸(PDLLA)という成分と非架橋のヒアルロン酸を組み合わせた次世代の注入剤です。お肌の土台となるコラーゲン生成が促進され、お肌のハリ、毛穴の縮小、小ジワ、ニキビ跡、赤みに対して有効です。
注入後は1〜2年程度で水と二酸化炭素に分解されるため、長期間にわたって効果が持続することも特徴です。
リジュラン

- お肌のハリが欲しい。
- 保湿力をあげたい。
- 小じわの改善。
- 肌トラブルの改善
リジュランはサーモンから抽出されたポリヌクレオチド(PN)を有効成分としています。
ポリヌクレオチドは、真皮コラーゲン層での線維芽細胞の働きを回復させ、ヒアルロン酸、コラーゲン等の産生を増やし、皮膚組織の密度を高めます。シワや、毛穴の開きに効果を発揮し、潤いのある美しいお肌へ導きます。
又、リジュランには抗炎症作用の効果もあり、皮膚トラブルを起こしにくいお肌へ導くことも可能です。
スネコス

スネコスの主成分は、非架橋のヒアルロン酸と6種類のアミノ酸が特別な比率で配合(国際特許取得)されています。安全性も高く、副作用も起こりにくいのが特徴です。
スネコスが真皮内に注入されることで、真皮細胞外マトリックスにアプローチし、老化の原因である、コラーゲン、エラスチンを産生します。
成長因子
成長因子は皮膚の細胞増殖や治癒過程の活性化を促し、お肌のきめや弾力性を改善します。
成分は、EGF(上皮細胞成長因子)、EGF(上皮細胞成長因子)など8種類の成長因子とヒアルロン酸などの保湿成分と11種類のビタミン、20種類のアミノ酸、2種類のペプチドなどが配合されています。
赤ら顔(S-25チップ)

赤ら顔は様々な、外的、内的な刺激が要因となり、不要な血管の新生が増えることで起こります。
S -25チップは毛細血管がある真皮層へ直接高周波(RF)を与えることで、赤ら顔の原因である血管の新生を抑制します。
S-25チップのニードルは計2箇所から高周波(RF)が出力され、効率よく血管新生を抑制します。

▶ダイアモンドチップ

お肌を支持する柱のような役割を持つコラーゲンは年齢とともに減少していきます。このコラーゲンが減少すると同時に今までコラーゲンとコラーゲンの間にあったヒアルロン酸の量も減ります。結果としてお肌のハリやお肌の潤いも無くなっていきます。
ダイアモンドチップから出る高周波(RF)で熱を加えることによって、線維芽細胞を刺激します。線維芽細胞が刺激されると、コラーゲンの産生が促され、お肌の再構築へ導きます。
ダイアモンドチップはニードルが無いため痛みが少なく、表面麻酔も不要となります。ハイフのお痛みが苦手な方もご安心して受けていただける施術になります。

1ショットで2種類の高周波(RF)が照射されるシステムになっています。真皮深層までエネルギーを到達させるモノポーラと、真皮浅層へ均一にかつ広範囲にエネルギーを伝達するバイポーラでより強力なタイトニング効果を即時的に発揮します。
ダイアモンドチップとハイフどちらにする?
いずれの施術も目的は、お肌の引き締めですが、違いは、熱を加える方法とアプローチする場所にあります。ダイアモンドチップは、高周波(RF)による熱エネルギーをハイフより浅い層で作用させます。
(皮膚に作用する熱量は、ダイアモンドチップの方が大)
一方、ハイフは、超音波による熱エネルギーを皮下組織下にある筋膜(SMAS層)で作用させます。
作用場所が違うため、両者どちらが優れているとは一概には言えませんが、口元やフェイスラインのたるみを気にされている方はダイアモンドチップ、たるみだけでなく、お顔の脂肪も気になる方はハイフを選択されても良いかと思います。
| ダイアモンドチップ | ハイフ |
作用方法 | 高周波(RF) | 超音波 |
作用場所 | 真皮深層まで | 脂肪層、筋膜(SMAS層)まで |
効果 | 引き締め | 引き締め、引き挙げ |
施術間隔 | 1ヶ月に1回 | 4ヶ月〜6か月に1回 |
照射部位 | 全顔可能 | 正中部は照射不可 |
痛み | なし〜軽度 | 部分的に痛い所あり |